新着情報

住まいを長持ちさせることができたり、快適性がアップしたりするリフォーム。しかし、その時期はケースバイケースだと言われています。

 

ご家庭によって水回りの使用頻度は異なります。夫婦共働きなら在宅時間も少ないでしょうが、子育て真っ只中や、介護生活というなら在宅時間も多いでしょう。

 

家庭環境によるリフォーム時期もあれば、今回ご紹介する、築年数によるリフォーム時期もあるでしょう。ご家庭が築何年目なのかを考えながら、検討してみてください。

 

築5年

新築〜5年と聞くと、まだまだ新しいように思いますが、新築時と比べると細かい部分が気になる年数です。そのため、水回り最初のメンテナンス時期とも言われています。

 

水回りのなかでは、レンジフード、ビルトイン食洗機、シャワーヘッド、ウォシュレットノズルなどの設備に不具合がでることも。そのときの部品交換はこのタイミングです。

キッチンなどのクッションフロアの汚れが気になったときには張り替えリフォームを行います。

 

新築〜5年程度なら傷みも少なく、重ね張り施工により水回りリフォーム費を抑えられるでしょう。水回りのポイントとしては確認すべきは「給排水管」です。

 

5年に1度はリフォームではなくとも点検に来てもらいましょう。このときに、高圧洗浄機で配管内の詰まりを取ってもらえば、また快適に使用できるようになります。

 

さらに、戸建て住宅では新築〜5年程度でシロアリ防除が切れるタイミングでもあります。水回りは湿度が高いためシロアリが好む環境なので、定期的な再処理をお願いしましょう。

 

築10年

新築〜10年を過ぎると、トイレやお風呂などの水回り設備を中心に故障が見られるように、設備の交換を行うことも多くなります。なかには、故障もしていないから交換工事の必要性を感じない方もいるかと思います。

 

ですが、水回り設備については次々新製品が開発されるので、販売から10年過ぎると部品の製造が中止されることが良くあります。そのため、10年が過ぎてから故障しても部品の取替に対応ができない設備もでてきます。

 

耐用年数が過ぎた水回り設備は、いつ故障するかわかりませんから早めの交換をおすすめします。設備交換と同時に、クッションフロアや壁紙など、内装リフォームも行うと効率的です。

 

築15年

新築〜15年くらい経過すると、システムキッチンやユニットバスをまるごと交換するなど、中規模なリフォームをすることもあります。同時に、こちらもフローリングの張り替えなど、気になる箇所のみ部分リフォームを検討しましょう。

 

築20〜30年

新築から年数が経過した住宅は、急速に老朽化してきます。それだけでなく、この年数からはライフスタイルに変化が現れるので、水回りというよりは「住まい全体」を見直すタイミングです。

 

トイレや浴室をバリアフリー化にしたり、子どもが結婚して二世帯住宅になったり部屋数を減らしたりと、間取りの変更も必要になるかもしれません。老朽化している住宅年数経過により、各箇所の点検は必要不可欠です。

 

それぞれのご家庭の状態に合わせた水回りに変更し、快適に過ごせるような環境をつくる計画を練りましょう。年数経過により、間取り変更や増改築など、大規模リフォームになることも。

 

しかし、建て替えではなくリフォームするメリットは、費用を抑えられることにあります。建て替えになると、一旦、建物を解体しなければなりませんから、リフォームのほうが予算内に収まりやすいでしょう。

 

既存の設備や、住み慣れた家を残したいのならリフォームはおすすめです。

 

おわりに

水回りは見えている部分だけでなく、見えない部分の劣化が著しく激しいものになります。そのため、築年数に応じて定期的な点検を心がけておきましょう。

 

適した時期に交換をし、水回りの劣化を防ぐことにより快適に過ごせる住まいづくりができます。