外壁塗装のタイミング②
「外壁塗装のタイミングについて、見極めは難しいですよね。
お家の状況だけでなくあなた自身やご家族の状況によっても、
最適な外壁塗装の時期・季節は変わってきます。
外壁塗装の時期とは、「塗装をしなくてはいけない症状が出ている」という事。
外壁塗装の季節とは、「塗装に適しているタイミングがある」という事。
前回は外壁塗装の時期についてお話ししましたので
今回は季節についてお伝え致します!!
外壁塗装の季節
外壁塗装とは外壁用の塗料を使い、壁を塗り替えていく工事となっていますが、
塗料を使うためにいくつか注意事項があります。
注意事項の中には気温や湿度など気候に関しての情報が含まれており、
雨が多い・風が強い・日差しが強いなど、天候にも左右されるのが外壁塗装となっています。
そのため、季節と気候には密接な関係があり、これらの情報も知っておいた方が良いでしょう。
季節によるメリット、デメリットをまとめてみました。
・春(3~5月頃)
気温や湿度が安定しているため作業を行いやすい。
・夏(6月頃)
気温が上がり塗料が乾燥しやすいが、雨が多くなるので作業が中断しやすい。
・夏(8月頃)/秋(9~10月頃)
夏は気温が高く塗料が乾燥しやすく、9月は気候が安定するので塗装がしやすいが、
台風の影響によりスケジュールがずれる、塗膜が剥がれる、
足場が崩れる等のデメリットがある。
・冬(12~1月頃)
雨が少なく作業がしやすいが、雪の影響で作業が中断する場合がある。
梅雨の塗装はなぜ良くないのか
外壁塗装では、塗料を塗った後はきちんと乾燥をさせて
塗料の膜を作り出す必要がありますが
乾く前の塗料に雨水がついてしまうと、塗料が流れてしまったり
重ね塗りをしたとしてもすぐに剥がれてしまいます。
乾燥時間をきちんと確保することで塗膜が作られ、数ミリといった塗膜の重なりによって
紫外線・雨水などの自然環境からのダメージを防いでくれる防御壁となるんです。
しかし、乾燥中の塗料は水に弱いので、雨が振られてしまうと以下の事が起きます。
・乾燥しきってない部分が流れてしまう
・水分がついた分、乾燥時間が長くなる
・乾燥が不十分なまま塗られるとすぐに剥がれてしまう
これらの状況は雨によって引き起こされ、塗装日数(期間)の増加に繋がるだけでなく
外壁塗装の失敗を高める原因にもなってしまいます。
これが、雨期の時期は塗装を避けたほうがいいと言われる理由になります。
梅雨に塗装は必ずしもダメではない
雨期の時期は塗装を避けた方がいいと言われてはいますが、
塗装ができないということではありません。
ただ雨が多いというだけで、雨期は夏前の温かくなってくるため、
塗料が乾燥しやすい季節にもなっています。
雨(天気)にさえ気をつけていれば、雨期の時期でも十分塗装は行えるんです。
天気の予測はとても難しいですが、これが出来てしまえば雨期の塗装も怖くありません。
地域の特性を知り、天気も予測できる地域密着で
長年活動している塗装業者にお願いすることがオススメです。
外壁塗装に適さない気温や湿度がある
・気温が5度以下の時
・湿度が85%以上の時
外壁塗装で使われる塗料は、気温と湿度が一定の条件を満たさなければ
塗装ができないものがほとんどです。
塗装工事というのは、塗料を塗るだけの工事ではなく、
塗料を一度塗ったごとに乾燥させて塗料の層を重ねていくための工事です。
もし、無理に気温5度以下・湿度が85%以上の場合に
塗装を進めてしまうと、塗料の乾燥が遅くなる、またはできないので
その状態で重ね塗りを行ってしまうと、すぐに剥がれる原因となっています。
しかし、乾燥時間を待たなければすぐに工事を終わらせることができ、
人件費などコストを下げることができるため、
塗料メーカーが出している注意事項を守らない
悪徳業者や手抜きをする業者などもいるので注意しましょう。
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