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水回りは家の中で最も老朽が表れやすい部分です。

壁や床に比べると浴室やキッチン、洗面所が汚れやすく

お手入れに手間をかけていることも多いでしょう。

戸建ての水回りはこの時期までにリフォームをしなければならないという決まりはありませんが、

住宅を長持ちさせるためにも定期的なチェックをし検討しましょう。

 

 

1.戸建てキッチンのリフォーム

キッチンは油汚れや水垢で汚れやすく、水回りの中でも傷みが表れやすくなります。

毎日お料理をする人であればなおさらです。

また、お掃除を怠っていると劣化が早まりリフォーム時期も早まるので注意が必要です。

キッチンは大きく分けるとI型とL型、対面型の3パターンであります。

注意したいのが配管の位置です。

配管の位置が変更になる場合はそのための工事費用が追加されるので、トータル費用も高くなります。

I型は小さなスペースで設置できるので、アパートやマンションなど集合住宅にもよく使われています。

費用も比較的リーズナブルで、約50万円から120万円程の間です。

L型はスペースが広くなる分調理の効率がアップします。

費用は約60万円から130万円程の間です。

対面式は、リビングの様子を見ながら調理できるのが利点です。

費用は約70万円から160万円程の間になります。

費用は工事のほか、機能や使われる資材によっても差があると考えましょう。

 

 

2.トイレのリフォーム

水回りの1つトイレのリフォームは、和式から洋式に変える方法、洋式から洋式に変えるもの、

タンク式などシステム自体を変えるもの、壁紙を張り替えるなどいくつかあります。

費用や状況、老朽具合を見てそれに合ったリフォームを行いましょう。

最新のシステムが備わったタイプは、その分料金は高くなります。

また、節水タイプは通常よりも少ないお水の量で流せるのが良い点です。

商品自体は高価になるので初期費用は高くなりますが、長い目で見るとお得になると予測されます。

エコを考慮する場合は節水タイプを検討しましょう。

水回りであるトイレは湿度が高くなるため、壁紙のリフォームをする際は水分を吸収しにくい、

汚れにくいタイプを選択しましょう。

水回りに適した壁紙を選べばお手入れも楽になります。また、柄選びもポイントです。

狭いスペースに大きな柄を選ぶと圧迫され落ち着かない空間に仕上がってしまいます。

無難な無地、花柄であれば小花柄を選びましょう。

 

 

3.浴室リフォーム

水回りの1つである浴室のリフォームは、在来工法とユニット工法があります。

在来タイプは部品1つ1つを別々に組み立てられるのが基本ですが、

ユニット工法は壁と床、天井がすべてセットになっているのが特徴です。

ユニット工法は元々ホテルなど狭いスペースで使用されていましたが、

工事費用が安く済むなど利点が多く、最近では戸建て住宅でもこのタイプが選ばれています。

戸建ての浴室リフォームの費用と日数は、既存のタイプによりばらつきがあります。

在来工法からユニットバスにリフォームする場合と、

ユニットバスからユニットバスにリフォームする場合では費用に差があると思っておきましょう。

また、解体費用や配水管や電気、配線など

工事費用が追加される場合も通常の費用よりも高くなるのが一般的です。

状況にもよりますが、

ユニットバスからユニットバスのリフォームが約80万円から130万円程、工期は約5日程度です。

在来工法からユニット工法にリフォームの場合は約90万円から150万円程の間で、

工期は1週間前後になります。

また、ドアのタイプも少ないスペースに適した引き戸や

開閉がスムーズな折れ戸などさまざまなタイプがあります。

使いやすさや環境に合わせて選択すると良いでしょう。

 

 

戸建ての水回りのリフォーム時期は決められていませんが、手遅れになってしまう前に検討しましょう。

水回りの老朽に早く気がつくために、定期的に傷み具合をチェックすることも大切です。

環境や費用などトータル的に合った方法を選びましょう。