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住宅リフォームは、ご希望のスペースを新たな空間に蘇らせてくれる夢の様な工事です。

特に女性にとっては、キッチン・リフォームの夢をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

そこで、意外に知られていないキッチン・リフォームのコツを伝授致します。

 

 

何を新たにしたいのかを決める

キッチン・リフォームをする場合に、

まずポイントなのは何を変えたいのか、しっかり決めておく事です。

一般的にはキッチン・メーカーのショールームに脚を運んで、どんなキッチンにするのか打合せます。

キッチン・メーカーのショールームは、

現物を展示してお客様に見て頂いて、プランと価格表を作るだけの機能。

実際にお客さんお宅でリフォーム工事を行うのは、

施主さんに代わってキッチン・メーカーに発注をしたリフォーム工事業者です。

ショールームとリフォーム工事業者の関係性も、一般的にはわかり難いですよね。

リフォームをどこに依頼すればいいのかわからない一因でもあります。

さて、ショールームに行って実際に目新しいキッチン・セットを見ると、

あれもこれも変えたくなってしまうものです。

ですが、盛沢山にすればするだけ、費用はかさんでしまいます。

ショールームに行くと、見たことも無い機能商品が沢山あるので、

無意識に機能を加えてしまう結果、驚くべき値段になってしまいます。

お安い買い物ではありませんから、事前に新たにしたい事をきっちり決めておく事がコツです。

 

 

決めるべき三大要素

キッチン・リフォームで決めるべき三大要素は、形、機能、デザインです。

形は、一直線のI型、直角に曲がったL型、島の様に浮いているアイランド型など、

いくつかの定型パターンがあります。

機能は、熱源をガスコンロにするのかIHクッキングヒーターにするのか、

食器洗い洗浄機を組み込むのか、お手入れ不要のフードにするのか等、

数多くの機能商品がありますから、とても考え所です。

デザインは、扉とカウンターの材質・色・形状、そして配置です。

この三大要素をショールームでじっくり見極めて、

メーカーのアドバイザーかリフォーム工事業者の営業の方に相談して決めて下さい。

組み合わせ方は数えられません。ですから、システム・キッチンと呼ばれます。

貴方だけのオリジナル・キッチンが出来上がります。

 

 

マンションの方は専門業者へ

リフォーム工事業者はたくさんあります。

キッチン・メーカーの系列業者、電気・ガス・水道業者、住宅会社、

工務店、ホームセンター、家電量販店等様々な住宅設備関連企業が経営しています。

それぞれ専門性に違いがありますが、最も気を付けて頂きたいのは、マンションにお住いの場合です。

戸建住宅とマンションでは、居住環境と建築躯体の構造が全く違うという特徴があります。

一般的に居住していると気が付きにくい部分なのですが、

リフォーム工事を行うという側面ではとても大きな違いがあります。

幾つか特徴点をご紹介すると、先ずはお隣さんの存在です。

戸建住宅ではお隣と一定空間が空いていますが、

マンションは一つの躯体にたくさんの家庭が居住している密集構造です。

従って、工事材料の搬入、工事の音、ゴミ、業者さんの出入り、

時間等、周囲のご家庭が迷惑に感じる事が発生します。

管理規約の順守義務を果たす事も求められます。

次に構造です。

戸建住宅は概ね木造軸組工法の為、木の柱と柱の間に空間があり、壁で覆い隠していますが、

マンションの場合はコンクリートの壁で囲まれており空間がありません。

この違いにより、工事可能な事と不可能な事が発生します。

制約要件を知っていないと、できもしないリフォームを設計してしまう事も考えられます。

マンションは、集合住宅という特性と、構造の違いという特性を有しています。

この事を留意して経験を積んでいるのがマンション・リフォーム専門業者です。

ですから、マンションにお住いの方は、マンション・リフォーム専門工事業者か、

専門でなくとも慣れた業者を選択するのがコツです。